せどり

せどりにおけるキャッシュフローの重要性を解説!資金が破綻するのを防ごう

せどりにおけるキャッシュフローの重要性を解説!

せどりの多くは「有在庫」といい、在庫を抱え商品を販売し、利益を得るビジネスです。

モノレートや帳簿等で確認すれば

  • 今月の売上はいくらだった
  • 今月の利益はいくらだった
  • 今月の利益率はいくらだった

と、数字上では利益の確認を行うことができます。

 

しかし、あなたは

「思ったよりも手元にお金が残らない」

という経験はないですか?

 

それは在庫となっている商品が関係しています。

そこで、この記事ではキャッシュフローの重要性について解説していきます。

 

せどりでよく間違えられる認識

まず、せどりにおける利益の計算式とは

利益=販売金額-仕入れ金額-手数料

です。

 

しかし、これはあくまでせどりにおける計算式です。

あなたのお店の利益を求める際は、上記の計算式は忘れましょう。

 

本来の物販利益とは

利益=販売金額-仕入れ金額-手数料ー在庫金額

です。

 

本来の利益を求めるには、在庫金額が大きく関係しています。

 

在庫とは?

在庫とは、「あなたが抱えているまだ売れていない商品」のことを指します。

あなたがプライスターなどのツールを使用していれば、プライスターの「売上管理」のページから確認することができます。

売上管理

この画像で説明すると、現在は仕入れ金額ベースで「1,156,525円」の在庫を抱えていることになります。

もちろんこの在庫すべてが高回転で、利益が取れれば多少の日数を置いておいても問題はないでしょう。

しかし、この在庫金額すべてが、果たして価値のある商品なのか?

あなたはせどりを始めた時点で経営者なわけなので、「キャッシュ(現金)」の流れをもっと考えなければいけません。

 

 

極端なことをいうと、この在庫金額で説明をすれば

 

  • あなたが今月200万の仕入れをし、そのうち843,475円分仕入れた商品が売れた。
  • 月商は1,200,000円で粗利額は200,000円。

 

これだとプライスター上では粗利は200,000円です。

しかし実際は、これとは別に今月は1,156,525円分の仕入れた在庫が残っています。

つまり、お金の流れとしては「-956,525円」なのです。

 

もちろんこれは極端な例で、実際は前月に仕入れた商品もあると思います。

 

在庫(ザイコ)は罪庫(ザイコ)とよく例えで言われます。

どれだけ良い商品だろうが、売れるまではただの物です。

売れてお金に変わって初めて利益となるのです。

 

せどりの在庫の見直しを行う方法は?

在庫は売れるまで、ただの物。

お金になって初めて利益が出る、ということは理解してもらえましたか?

 

では、僕がおすすめするキャッシュフロー改善のための在庫の見直し方法について解説していきます。

僕はプライスターという売上管理ツールを利用しています。

他に似たようなツールにマカドというものも存在します。

基本的にはプライスターとマカドはほぼ同機能です。

ここではプライスターの画面にて説明をしていきますのでご了承ください。

 

回転日数を確認する

プライスターでは、「出品したものを見る」のページから出品商品の一覧を見ることが可能です。

自分が出品した商品を1つ1つ見ることができ、一番右側にこのような項目があります。

出品商品

 

今までに売れた個数と最後に売れてからの日数をここで確認することが可能です。

1~5日程度で売れている商品ならば特にチェックする必要はないと思いますが、15日~20日以上売れていない商品に関してはなんらかの原因で売れていない可能性が高いです。

 

考えられる原因としては、

  1. 価格が高くてカート取得できていない
  2. Amazon本体がカートを取得し続けている
  3. そもそも、Amazonではあまり売れない
  4. 赤字ストッパーが機能している

主にこの4つだと思います。

 

①、②、③についてはモノレートで再度確認をしましょう。

②のAmazon本体がカートを取得している場合は、そもそも仕入れ時に商品選定を間違っている可能性があります。

僕の例で言いますと、Amazon本体が出品している商品は仕入れをしないようにしています。

理由としては売れ行きが極端に悪くなるからです。

 

④に関しては、プライスターでは赤字ストッパーという機能が存在しています。

赤字ストッパー

 

赤字ストッパーは、事前に価格を設定していればその価格より値下げは行わないという機能です。

プライスターは自動価格改定が可能ですので、自分が希望としている販売価格よりは価格を下げないための機能が赤字ストッパーです。

 

便利な反面、赤字ストッパーはキャッシュフローにものすごく悪影響を与えます。

商品によっては価格が崩れたとしても、すぐに価格が戻る商品も多数存在するでしょう。

しかし商品価格がいつ戻るかなんて誰にも予想できません。

一生価格が戻らない商品も存在します。

 

そのため、原則赤字ストッパーは設定しないようにしましょう。

 

理想はこのように、回転日数がどれも良好な商品のみを取り扱って販売するのが理想的なせどりと言えます。

良好な商品

 

不良在庫の確認は定期的に行おう

Amazonのセラーセントラルにて、FBA納品をしている商品は「不良在庫」となることが多いです。

不良在庫となる原因もいくつかあり、

  • 危険物で納品されなかった
  • 納品不備があった
  • 出品許可が必要な商品だった
  • 有効な出品情報が無い

などがあります。

 

Amazonセラーセントラルの「在庫」ページから、ページ上部にて簡単に確認することが可能です。

不良在庫

この赤枠部分である

  • 販売不可在庫の返送/所有権の放棄
  • 有効な出品情報がないFBA在庫を修正
  • 検索対象外

この3つに数字がついている場合、それは不良在庫です。

 

このままずっとFBA倉庫に放置していても絶対に売れません。

出品情報を修正できるものはして、それ以外のものは返送するよう癖をつけましょう。

 

販売できない商品はどうすれば良いか?

上記でキャッシュフローと在庫についてのお話をさせて頂きました。

まとめると、「在庫はなるべく早く売ろう!」ということです。

売れるまではハッキリ言って、在庫はただのゴミです。

売れて初めてお金(利益)に変わります。

 

しかし、仕入れ時の判断に間違っていたりその他の要因でAmazonでは売れない商品である場合はどうすれば良いか?

 

その場合は他販路で現金化しましょう!

 

物販は多少の赤字商品は必ず出ます。

価格競争に巻き込まれて赤字になるものもあれば、今回のように不良在庫を他販路で売って赤字になる場合も・・・。

 

しかし、何度も言いますが赤字での販売を恐れて何もしないと、仕入れ金額だけずっと負債を抱えることになります。

 

今ではメルカリやラクマ、ヤフオク等様々な販路で簡単に誰でも販売することが可能です。

Amazonでは売れない商品、キャッシュフローを圧迫している商品は必ず現金化するようにしていきましょう。

僕はせどりで最も重要視している部分は「キャッシュフロー」です。

コンサル生の人にも口うるさく意識してもらっています。

 

以上がせどりにおけるキャッシュフローの考え方です。

参考になれば幸いです。