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せどりで重要なカートボックスの意味と取得方法を解説します

せどりで重要なカートボックスの意味と取得方法を解説します
 

Amazonでは『カートボックス』というものが存在しています。

新品商品を購入するお客さんのほとんどは、このカートボックスから購入されることが多いです。

 

カートボックスカートボックス

 

 

この記事では、カートボックスとは何なのか?

何故カートボックスから購入されることが多いのか?

などについて、解説していきます。

 

 

カートボックスとは?

カートボックスとは?カートボックスとは?

 

 

Amazonでは、商品ページに画像のようなボタンがあります。

カートボックスカートボックス

 

『カートボックス』に入れるボタンです。

これは何かというと、お客さんがワンクリックで商品を自身のカートに入れることができます。

 

ワンクリックワンクリック

 

 

少ない手間(ワンクリック)でカートに入れ、決済へと済ませることができる仕組みですね。

 

 

そのため、この機能を使うお客さんがほとんどなのですが、

ではこのボタンでカートに入れた商品の出品者はどのように決まるのでしょうか?

 

 

実は、『カートボックスを取得している出品者の商品』から選ばれるのです。

そして、このカートボックスを取得するには様々な条件があります。

 

 

そちらについても、解説していきます。

 

 

 

 

カートボックス獲得資格

カートボックス獲得資格カートボックス獲得資格

 

 

カートボックス獲得資格は、

一定のパフォーマンスを到達している大口出品者に付与される資格です。

 

 

この資格があることで、出品中の商品が商品詳細ページのショッピングカートボックスや

「こちらからも買えますよ」ボックス内に表示される可能性が生まれるなど、

カートボックス獲得資格を得た出品者の出品商品は、Amazon.co.jpサイト上で有利な位置に表示されることになります。

 

 

 

カートボックス獲得資格の要件

①注文不良率

②その他の出品者のパフォーマンスの指標

③配送スピード、配送方法、価格

④Amazon.co.jpで出品している期間と取引の数

⑤出品形態が「大口出品」であるかどうか

 

 

以上がカートボックス獲得資格の要件となります。

また、Amazonが公式に出している条件となります。

 

ですが、評価0の新規出品者や、小口出品の方でもカートボックスを獲得できる場合があります。

 

 

資格有無の確認

カテゴリーごとの資格の有無を確認するには、サイト上で出品中の商品の状況を随時確認してください。

特定のカテゴリーで商品がショッピングカートボックスを獲得していることや、

「こちらからも買えますよ」のボックス内に表示されていることが確認できた場合、

当該カテゴリーでショッピングカートボックス獲得資格を得ていることになります。

 

 

※以上がアマゾンが発表しているカートボックス獲得に関する要件等です。

資格の有無に関してはビジネスレポートでカート獲得率を確認すると簡単にわかります。

 

 

 

カートボックスを獲得する方法

カートボックスを獲得カートボックスを獲得

 

 

カートボックスを獲得の資格要件を満たした上で下記の点に注意していくと、カートボックス獲得の可能性が高まります。

 

価格

 

配送料も考慮した、競争力のある価格設定。

(価格は評価要件の1つにすぎないため、最低価格をつけることでカートボックスを必ず獲得できる保証はありません)

※以前のヘルプページでは「商品価格でロープライスを実現している」と表記されていましたが

ロープライスを最低価格と勘違いする人が多いためか現在では上記のような表現に変わっています。

 

 

在庫管理ページで、現在カートボックスを獲得している価格を確認できます。

(カート価格が最安値で無いケースも多々あります)

 

※カートボックス商品の価格を表示するには、設定ページにて表示設定してください。

 

※2015年2月から開始された出品者向けアマゾンポイントプログラムを利用することにより、

表示価格-(マイナス)ポイント値引という形での競争力のある価格設定が可能となりました。

 

 

ですが、僕の経験上、

FBA最安値(カート価格)に値段を合わせておけば、カート取得できます。

 

 

この価格がカートボックスの取得に一番影響があり、

FBA最安値=カート取得権利獲得

となります。

 

 

 

在庫状況

常に在庫を維持する:在庫数が0の商品が、カートボックスを獲得することはできません。

 

 

在庫情報の更新:注文した商品が在庫切れだった場合、購入者が低い評価をつけることがよくあります。

特に休暇前後はご注意ください。購入者が在庫切れ商品を注文することがないよう、在庫情報を常に最新にしてください。

 

 

休暇の計画:出品者の休暇中に購入者が商品の到着を待ち続けることなどがないよう注意する。

※自己配送の人は注意が必要な項目です。FBAを利用している場合は、在庫発送に関してはベストな状態となりますので特に気にする必要はありません。

 

 

予約販売:Amazon本体が予約販売している場合の販売日はAmazonと同日となりますので、仕入が間に合うのかシッカリ確認しましょう。

※Amazon本体の予約販売が無い場合は、各出品者が設定した販売日が表示されます。

不確定要素ではありますが、販売日の早い出品者がカートボックスを獲得しているケースが多いように感じます。

 

 

 

購入者からの信頼

正確な情報で出品する:正確な商品名や商品説明を設定し、適切な商品カテゴリーに紐づけてください。

また購入者の混乱を避けるためにコンディションは正しく設定してください。

 

 

商品を正確に発送する:間違った商品を受領した購入者はマイナスの評価をつける場合があります。

発送に間違いのないよう気をつけてください。

※FBA利用の場合は、納品時の管理シールの貼り間違いへの注意が必要です。

 

 

 

 

予定通りに配送されるよう出荷する:購入者は配送予定期間内に商品が配送されることを期待しています。

特にクリスマス前など、配送の遅延は避けなければなりません。

 

 

配送予定期間内に間に合うよう、あるいは早めに配送されるように余裕を持って発送し、

不要な注文キャンセルを避けるためにも発送後すぐに出荷通知を行ってください。

 

配送予定期間内に商品が配送できない場合(天候や運送業者の問題がなど出品者責任でない場合も含め)、購入者に早急に連絡してください。

※自己配送の場合は、出荷前キャンセル率2.5%以下、出荷遅延率4%以下を維持しないとカート獲得ができなくなる可能性があるようなので注意しましょう。

 

 

 

 

購入者とのコミュニケーション:購入者がもっとも嫌うことのひとつが注文の状況がわからないことです。

発送後すぐに出荷通知を送信するように心がけ、発送が遅延する場合はその旨を購入者に連絡しましょう。

購入者から注文状況について問い合わせがあった場合はなるべく早く返信してください。

こまめなコミュニケーションは購入者に高く評価される傾向があります。

 

 

丁寧なカスタマーサービスの提供:取引完了後にも返金、返品、交換の要請を含め、丁寧に対応し、満足度の高いカスタマーサービスを提供してください。

※③の項目に関しては信頼を得ないとマイナス評価の可能性が高まり結果的に出品者パフォーマンスに影響するいうことですね。

FBAを利用することで、発送・返品・返金等に関してはベストな状態を保てますが「購入者とのコミュニケーション」については注意が必要です。

 

問い合わせやメッセージへの対応については回答までの時間が計測されています。

(セラーセントラルのパフォーマンス→顧客満足度指数のページで確認できます。)

 

目標は「24時間以内の回答」> 90%となっています。(週末を含むので注意が必要です)

意外と知られていないのが、返信が必要ないメッセージの処理です。

 

例えば、(購入者)お礼のメッセージ→(出品者)お礼の返信→(購入者)またよろしくね。というように購入者からのメッセージで終わる場合は、

そのまま放置してしまうと未回答として計測されてしまいます。

 

そういう場合は、返信不要としてマークにチェックを入れて送信することで回答時間の測定に含まれなくなります。

 

返信不要返信不要

 

返信が必要のないメッセージの処理は、必ず返信不要マークにチェックして処理しましょう。

 

 

まとめると・・・

・パフォーマンスを常に良好な状態に保つ

・FBAを利用し、配送・返品・返金などの対応を良好な状態にする

・最安値でなくても良いが「こちらからも買えますよ」ボックスに表示される程度の価格が良い

 

 

という感じになりますが、これに加えてカートボックス獲得資格の要件で出てきた

「その他の出品者のパフォーマンスの指標」というのが関係してきます。

 

 

同じ価格で出品していると、ライバル出品者のパフォーマンスの方が高い場合は自分のカート獲得率は低下すると考えられますし、

ライバル出品者のパフォーマンスが明らかに低い場合は高めの価格で出品してもカートが獲得できると考えられますね。

 

 

 

 

 

Amazon本体がカート取得している場合

Amazon本体Amazon本体

 

Amazon本体がカートボックスを取得している商品は多々あります。

Amazon本体Amazon本体

 

こちらがAmazon本体がカートボックスを取得している商品ですね。

Amazon本体がカート取得している商品には、いくつか注意点があります。

 

 

価格設定

Amazonと同じ価格に合わせても、『カート取得獲得が困難』です。

それぐらいAmazonは強力なんですよね。

 

 

では、Amazonがカートボックス取得している商品で

自分がカートボックスを取得するにはどうすれば良いか?

 

それは、Amazonよりも価格を下げて出品することです。

 

 

値下げ競争

しかし、Amazonより価格を下げてFBAで出品した場合、

Amazonが価格追従してくる可能性が高いです。

 

 

こうなってしまうと、価格競争では勝てません。

Amazonはどこまでも追従してきます。

 

 

そのため、Amazonがカート取得している商品については、仕入れないほうが良いです。

(重要な問題ですので覚えておいてくださいね。)

 

 

 

自己発送でもカートボックスは取得できるか?

自己発送自己発送

 

FBAのライバルがいても、自己発送でカートボックスを取得することは可能です。

カートボックスカートボックス

 

こちらの商品は、自己発送のセラーがカートを取得していますね。

 

しかし、自己配送の場合、配送・返品・返金対応などに関しては、

どうしてもFBA出品者と比べると不利となる出品者が多いでしょう。

 

なかには過去の実績からFBA出品者と同等のパフォーマンスを出されている出品者も居られると思いますが・・・。

 

パフォーマンスで敵わないとなると価格で勝負となります。

 

 

ちなみに上記の商品は、自己発送でカートを取得している価格が640円+送料350円に対して、

FBA価格が1370円でした。

 

 

商品の価格などによるのが一概には言えないですが、

FBA出品者とそこそこ価格差が開いていないと、自己発送でのカート取得は難しそうですね。

 

 

 

カートボックス取得率を確認する方法

 

カートボックス取得率カートボックス取得率

大口出品での契約者が前提となりますが、

ビジネスレポートの商品別詳細ページ売上トラフィックでカートボックス獲得率を確認することができます。

(期間を指定して表示も可能)

 

カート取得率カート取得率

 

赤枠内がカート取得率となります。

 

 

セラーセントラルの『ビジネスレポート』から、

左側の『詳細ページ 売り上げ・トラフィック』をクリックで見ることができます。

 

 

セッション:商品ページへの訪問者数(同一カスタマー24時間以内の複数訪問数は1とカウント)

ページビュー:ページが見られた回数(1人の訪問者が2回ページに訪れると2ページビュー)

 

 

カートボックス獲得率が高いのに商品が売れないという方

商品のセッション数が少なくないですか? 

そもそも注目度が低い商品の場合は価格を下げてもすぐには売れない可能性が高いのでのんびり待った方がいいかも。

 

 

セッション数も多くカートボックス獲得率も高いのに売れないという方

商品の価格が高すぎませんか? 

欲しいと思っている人は多いのに価格が高くて手が出ないのかも知れませんよ。

 

カート獲得率が0%の方は価格調整をして見ましょう。

 

誰がカートボックスを獲得しているときに商品が売れるかは運次第なので

過度に獲得率を上げようとする必要はないと思います。

 

カート価格付近に5人のFBA出品者がいたら20%獲得できたなら上出来です。

(10%台の獲得率でも普通に売れて行ってます)

 

 

他の出品者はどうでもいいから自分だけは売り抜けたいという「囚人のジレンマ」的な気持ちも分かりますが、

過度な値下げ合戦にはならないよう気を付けたいですね。

 

 

 

カートボックスについて まとめ

カートボックスカートボックス

 

カートボックス取得には様々な要因がありますが、

一番影響が強いのが『価格』です。

 

新品商品はカートを獲得しないと、まず売れません。

(もちろん例外もあります。)

 

 

ですが、カートを取得しようと、無理に値下げをすると

商品の相場破壊の元となります。

 

 

そのため、価格設定は『カート取得している人に合わせる』ようにしましょう。

 

 

あとはカート取得率を確認して、調整していくようにしてきましょう。

 

 

 

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