ヤフーショッピングでの販売で一番頭が悩ましいのが「送料をお客さんから取るか否か」です。
送料を取るほうが利益はもちろん出ますが、その分売れ行きが下がらないかどうか?が問題となってきます。
そこで、売れ行きやアクセス、ライバル店舗の状況などから見る「送料を無料にすべきか有料にすべきか」について解説していきます!
Contents
送料無料と送料別の転換率の影響
転換率(コンバージョン率)への影響は、結論から言うと送料無料と送料別では大した差はありません。
それはなぜかというと、結局のところお客様が見るのは「価格」を占める部分がほとんどだからです。
もちろん商品価格がまったくの同じで送料無料か送料別ならば、送料無料のほうが優遇されます。
あくまでお客様が見ているのは「支払総額」ですので、
- 他店の商品価格
- 他店の支払総額
- 自店の商品価格
などの要素により、送料無料か送料別のどちらがより転換率を集めやすいかは各自判断しなければいけません。
送料無料と送料別のアクセスの影響
では、転換率ではなくアクセス数ならばどうか?
実はヤフーショッピングにはこのような表示があります。
①の部分にチェックを入れることで、お客様の検索ページには「送料無料の商品ページ」しか表示されなくなります。
これにより、元から送料無料にこだわるお客様には送料別の商品ページは表示されないことになります。
なので自店が送料別の場合、そういったお客様からのアクセスは集まらないことになりますので、結果的に送料無料のほうがアクセスは集まりやすいといえます。
また送料無料だと、②の表示が商品ページに記載されます。
お客様は商品ページにたどり着かなくても、検索結果で自店・他店の商品ページが並ぶなかで送料無料か否かの判断がすぐできるようになります。
したがって、仮に商品価格自体が大幅な差が無い限り、必然と送料無料のショップの商品ページにアクセスをするようになるため、こちらも送料無料のページのほうがアクセスが集まりやすい要因となります。
送料無料のメリットは決断を早くすること
送料無料か送料別かは結局のところ、商材やプラットフォームなど、様々な要素で変わります。
ですが共通して言えることは、送料無料にすることでお客様は購入への決断をスムーズに行うことができるということです。
送料別の場合ですとお客様は、商品代金に送料を足し算して合計額を計算しなければいけない手間が発生します。
すると、計算がめんどくさくなり、購入(転換率)への決断を先送りすることにもなりかねません。
一方で送料無料なら、表示されている価格がそのまま請求金額となるので、すぐに購入か否かの決断をすることができます。
送料無料・送料別のデメリット
一方でそれぞれのデメリットもあります。
送料無料の場合のデメリット
送料無料の場合、商品代金に送料を上乗せした金額が販売価格となります。
そのため、利益を圧迫することが多いです。
そのため、送料も商品価格に込みで仕入れを行わないといけません。
送料別のデメリット
先ほど挙げたように、送料別だとアクセス数が下がることが非常に多いです。
このデメリットは実は結果的に売り上げが上がりづらい要因となるので、非常に大きなデメリットだと言えます。
ヤフーショッピングで設定すべきは?
以上のように説明しましたが、結論から言うとヤフーショッピングでは送料無料設定が鉄板です。
(しかし商材によります)
今現在では検索して頂いたら分かるように、ヤフーショッピングでは送料無料のショップが非常に多いです。
送料別の店舗はアクセス数という点で、送料無料のショップにはなかなか太刀打ちができません。
商品ページにアクセスをしてもらってからの転換率には大きな差はないですが、そもそもアクセス数に差が出てくるため、売上を上げたいようでしたら送料無料にすることを強くオススメします。